仕事がら介護職の事件には人一倍敏感になります。
施設でまた高齢者が被害者となる事件が起きました。
犯人は男性介護士で50歳だということです。
今日、その男性が逮捕されたというニュースが流れました。
「良かった」という安堵感と「何があったの?」という疑問も感じます。
ふっと思い出した出来事
在宅での話になりますがケアマネ時代に息子さんがお母さんを一人で面倒見ていた家庭を受け持ったことがあります。
カレンダーにびっしり書かれたお母さんに関する予定や頻繁に病院に連れて行く息子さんを見て最初は少しでも大変さを解消してあげたいと思ったものです。
しかし度重なるお母さんのケガや自宅を訪問した時に壁に穴があいていたことなど不信感も募ってきました。
デイサービスでお風呂に入っている時にゆっくり話をすることができた時、お母さんは「自分で転んだだけ」と息子さんをかばっていました。
でもこのままでは息子さんも大変なことになることを伝えていきました。
しばらくして自治体に虐待案件でつなげていくことができお母さんは娘さんの所で暮らすことになりました。
虐待の勉強会でも息子さんからの虐待が多いという話を聞きました。
息子さんからしたら自分のお母さんが老い変わっていってしまうことがなかなか受け入れることができないのでしょうか。
一生懸命、介護しているのも見ているだけに残念でなりません。
今回のニュースで50歳の男性介護職員ということを聞いて思い出してしまいました。
介護職員は皆、一生懸命です
ほんの一部の人のために介護職員は・・・と思う人もいるようです。
姪は訪問介護の事業所で働いていますが最近、独居生活の家に離れて暮らす娘さんが「見守りカメラ」をつけたという話をしていました。
カメラの存在に緊張するし仕事がやりにくいと言ってくるヘルパーもいたそうです。
たまたま高齢者との会話がため口だったというところを見られ怒鳴りつけてきて事業所を替えられたそうです。
防犯カメラを室内に取り付ける施設や家庭も増えてくるかもしれません。
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